けさうにもないし、あまり行きたくもない、戯れにざれうたを作つて自から独り笑ふ――
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捨丸きこか
酒のもか
のめばきゝたい
きけばのみたい
どちらもやめて寝るとする
    □
・空のあをさへ枯れておちない葉のさわぐ
・仕事しまうて今年もをはりの柿をもぐなど
・昼月ほのかに一ひらの雲かげもとゞめない
・ゆふ闇のたゞよへば楢の枯葉のしきりに鳴れば
   不眠二句
・ねむれない夜の鶏はなけども明けない凩
・うと/\すれば健が見舞うてくれた夢(病中不眠)
       (健は離れて遠い私の独り子の名)
・お祥忌の鐘が鳴り耕やす手を休め
   飛行隊通過
・冬空ちかく爆音の脅威
   隣の娘
・けふはお嬢さんで白いシヨールで
     ×
「柿落葉[#「柿落葉」に白三角傍点]」
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 十二月十九日[#「十二月十九日」に二重傍線] 晴、冬らしくなつて曇る。

悠々として酒を味ふ[#「悠々として酒を味ふ」に傍点]――かういふ境涯でありたい。
終日、第三句集山行水行[#「山行水行」に傍点]の草稿をまとめる。
夕方から、樹明君に招かれて学校の宿直室へ出かける
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