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 十二月十八日[#「十二月十八日」に二重傍線] 雨。

冬雨といふよりも秋雨にちかい、何といふぬくさだらう、冬は冬らしくあれ、などゝ人間の勝手[#「人間の勝手」に傍点]をいひたくなるほどだ、そしていつのまにやら晴れてきた。
うれしいおくりもの、――黎々火君から鯛の壺雲丹、おかげでお昼食をおいしくいたゞいた。
一日二食にしたい、一食は米麦、一食は雑煮、それに添へて晩酌二合(ゼイタクをいふな)。
何を食べても、その味がえげつない[#「えげつない」に傍点]、――濃厚すぎるやうに感じるのは、私が急に[#「急に」に傍点]老衰したからばかりであらうか。
やうやく第三句集の後記を書きあげた、再考したので意外におくれた、そしてやつと湯銭だけはあるので、湯屋まで出かけた。
気分転換法としては酒[#「酒」に傍点]もよいし散歩[#「散歩」に傍点]もよいが、入浴もよろしい、熱い湯の中にのび/\とからだをよこたへてゐると、こゝろまでがとろけるやうである。
捨丸一行が来演するといふ、私は映画を観るよりもナンセンスを聴く方が好きであるが、昨年は山口へまで出かけて彼を聴いたが、此度は行
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