くれぬ笠きて草鞋はきながら
冬ごもり[#「冬ごもり」は枠囲み] 冬ごもりまたよりそはむこの柱
□月と緑平と私と酒。
□鼠のゐない家[#「鼠のゐない家」に傍点]、[#「鼠のゐない家[#「鼠のゐない家」に傍点]、」は底本では「鼠のゐない家、[#「のゐない家、」に傍点]」]油虫[#「油虫」に傍点]は[#「油虫[#「油虫」に傍点]は」は底本では「油虫は[#「虫は」に傍点]」]私を神経衰弱にする。
□簑虫よ、簑虫よ。
□炬燵といふもの。
日本家屋、日本国土、日本人。
□妙な夢のいろ/\。
□音立てずして、しん/\として燃ゆる火[#「しん/\として燃ゆる火」に傍点]。
□小さくとも完いもの[#「小さくとも完いもの」に傍点]、[#「小さくとも完いもの[#「小さくとも完いもの」に傍点]、」は底本では「小さくとも完いもの、[#「さくとも完いもの、」に傍点]」]大きくて完からざるものよりも。
俳句――俳句的――俳句性
□与へるもののよろこび、与へられるものゝさびしさ。
[#ここで字下げ終わり]
十二月十一日[#「十二月十一日」に二重傍線] 晴れたり、曇つたり。
酒一升借りて、肴をちよつぴり買う
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