のらくら手記」に傍点]」素材
□一杯の濁酒、それがどんなに彼を慰めるか。
□「腹が立つ」と「腹を立てる」と。
□人生は所詮割れないものであるが、結局は一に一を加へてゆくものである。
□当為 〔so:llen〕 と必然 〔mu:ssen〕 ――私の生き方。
□生存 existence と生活 living ――私のくらし。
□日本人には何よりも米がありがたい!
□働らいても食へない世の中で、ぼんやりして生きてゆける私は喜ぶべきか悲しむべきか、呪ふべきか、祝福すべきか、――私にも誰にも解るまい。
[#ここで字下げ終わり]

 十二月十日[#「十二月十日」に二重傍線] めづらしい霧。

何となく身心が重苦しいので、散歩でもして紛らすつもりで出かけたが、それも嫌になつて、戻つてきて読書。
読書、思索、散歩、――これが私に与へられた、いや恵まれた仕事[#「恵まれた仕事」に傍点]である。
人生の矛盾に時々うたれる――
死にたくて死ねない人、死にたくないけれど死ななければならない人。
人生は過程[#「人生は過程」に傍点]だといふ気がする、生から死への旅である、事の成ると成らないとは問題でない、どれだ
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