十二月八日」に二重傍線] 冬ぐもり。
老境の感傷[#「老境の感傷」に傍点]。
しみ/″\したものを感じる[#「しみ/″\したものを感じる」に傍点]。
近郊散歩。
人間は、ルンペンは死場所[#「死場所」に傍点]を求めて彷徨しつゝあるのだ、私はいつもS伯母が私にいつた言葉を思ひ出す、それはルンペンとしての私の心理を抉つた、……人は独り生くべし[#「人は独り生くべし」に傍点]……と[#「人は独り生くべし[#「人は独り生くべし」に傍点]……と」は底本では「人は独り生くべし…[#「は独り生くべし…」に傍点]…と」]ギツシグ[#「シグ」に「マヽ」の注記]はライクロフトにいはせてゐる、彼は孤独の個人主義者として徹してゐる。……
□私にはもう、外へひろがる若さ[#「外へひろがる若さ」に傍点]はないが、内にこもる老ひ[#「内にこもる老ひ」に傍点]はある、それは何ともいへないものだ、独り味ふ心だ[#「独り味ふ心だ」に傍点]。
また不眠で苦しんだ、読む本があるので助かつた。
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・おもふことなく枯木をひろひあるきつつ
茶の花のちりしくところ寒菊の花
・こちらがあゆめばあちらもうごく小
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