下げ終わり]
十一月三十日[#「十一月三十日」に二重傍線] 快晴、降霜結氷。
友と本[#「友と本」に傍点]とを待つ。
待つてゐた本がきた、冬ごもりの読物として広島のGさんに頼んでおいたのである、Gさん、ほんとにありがたう。
街へ出かけて買物いろ/\――うどん、葱、豆腐、醤油、等々。
樹明君を学校に徃訪する、澄太君、黎々火君の来庵を伝へる、残念ながら宿直だから出られないといふ、その顔のほがらかなのはうれしかつた。
あれやこれやといそがしい、待つ身のつらさをあまり味はせないで、暮れないうちに、澄太君がきてくれた、酒と豆腐とを持つて。――
飲む、話す、食べる、笑ふ。
暮れて黎々火君もやつてきた、さらに飲む。
三人で豆腐七丁、うどん五玉、酒は五合ばかり。
炬燵をこしらへて、いつしよに寝た。
まことにうれしい一夜だつた。
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友と本とを待つ日
・待つ日の炭火かさなつておこるなり
哀悼一句、仙波さんに
・こゝろしづかに小鳥きてなく香をたく
楢の枯葉の鳴るのも人を待つゆふべは
・明けはなれる山の線くつきりと送電塔
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十二月一日[#「
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