ヽ」の注記]するだらう、石火せめぐほどの自己闘争が身をも心をも焼きつくすだらう、そして全身不随となつたならば自殺[#「自殺」に傍点]あるのみである、それで自他共に助かるのである(これが私の覚悟の一面である)。
△性慾をなくした安けさ、アルコールが遠ざかりゆく静けさ(すこしは何となくさみしいな)。
夜はねむれないのでおそくまで読書。
牧句人句集「木の端集[#「木の端集」に傍点]」を読み直して、君の熱意と巧妙とにうたれた。
詩歌新人の「屋上の旗[#「屋上の旗」に傍点]」も興味を以て読んだ。
十月十日の月がさえ/″\とうつくしかつた。
[#ここから2字下げ]
 明けるより小鳥の挨拶でよいお天気で
・残された二つ三つが熟柿となる雲のゆきき
・時計を米にかへもう冬めくみちすぢ
   ―(こんな句もある)―
 ま夜中ふと覚めてかきをきかきなほす
[#ここで字下げ終わり]

 十一月十七日[#「十一月十七日」に二重傍線] 晴、曇、肌寒い。

あれやこれやとすればすることはいくらでもある、今日だつて、草取、窓張、洗濯。……
△友よ[#「友よ」に傍点]、私を買ひかぶる勿れ[#「私を買ひかぶる勿れ」に傍点
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