和なる家庭なるかな、私は家庭人ではないけれど、家庭のあたたかいアトモスフイアは好きである。
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柿もたわわに村一番の物持の屋敷で
・灯影が水に、落葉する樹もありて
・バスト[#「ト」に「マヽ」の注記]汽車と寒い灯が灯が走りくる
・ふけて戻ればたどんがひそかに燃えてゐた
湯田一句追加
・山山もみづりそのなかよい湯のわくところ
・しぐれてはそこらで山羊のなく変電所
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十一月八日[#「十一月八日」に二重傍線]
晴曇さだめなくしぐれる、いはゆる秋の空だ。
寒い、冷たい、もう冬だ、火燵が欲しい。
何も食べたくないから、トンビを着て豆腐買ひに、――一丁三銭に値上げしてゐた(前は二銭五厘)。
寝てゐると、めづらしや女客、彼女は掛取だつた!
○現実とは何か、生活とは何か、自然とは何か、主観とは何か。
青白い生活、青白い句を揚棄せよ。
さらに光を力を[#「さらに光を力を」に傍点]――と私はさらに主張したい。
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・豆腐さげてしぐれて濡れてもどる
自戒
・今日から禁酒のしぐれては晴れる空
・菜葉しぐれてきたこやしをやらう
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