代の父の追憶)古鉄、考へやう一つ、吉凶禍福は物のうらおもて。
□農夫のうちかへす一鍬一鍬は私の書く一字一字でなければならない、彼にありては粒々辛苦、私にありては句々血肉である。
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 十二月二十日[#「十二月二十日」に二重傍線] 晴、そして曇。

胃は重いが頭は軽い。
どうしたわけか、昨日も今日も郵便が来ないのでさびしいことかぎりなし。
句集草稿をやうやく大山君に送ることができたので、のう/\して炬燵で読書。
どうも腹工合がよろしくない、腹工合のよろしくないほど飲み食ひするとはあさましい!
しかし、麦飯と梅干と松葉粉とがその腹工合をよろしくしてくれた。
ここに寝てゐて安養浄土[#「安養浄土」に傍点]を感じてゐる。
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・日照雨ふる朝からぽんぽん鉄砲をうつ
・晴れさうな竹の葉の露のしたたる
   緑平老に
・あなたのことを考へてゐてあなたのたよりが濡れてきた
   そこらの嫁さん
・麦まきもすんだところでお寺まゐりのおしろい塗つて┐
・鋪装道路の直線が山へ、もみづる山山       ├(雑草)
・師走の空のしぐれては月あかり          
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