七月廿四日[#「七月廿四日」に二重傍線]
雨、万物がうるほうてゐる、だん/\晴れて暑くなつた。
たよりいろ/\、とりわけて緑平老の手紙はいつもうれしい。
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草にてふてふがきてあそぶ其中一人
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△白い蝶に黄ろい蝶がまじつてゐる。
樹明君から来信、お客はどんな都合かといふ、中原さんも伊東さんも、どうしたのかやつてこない、腹を立ててはならないとは思ふけれどやつぱり腹が立つてしようがない。……
△裏山でもうつく/\ぼうしが鳴きはじめた。
夏の夜の散歩はよいね、方々で夏祭。
めづらしい熟睡快眠だつた。
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・山のすがたが三十五年の夢(山口にて)
・ここで死にたい萱の穂の散りてはとぶ
・山あをあをと死んでゆく
・みんな死んでしまうことの水音
・ぽとりと青柿が炎天の音
・しがないくらしの、草がやたらにしげります
・夏の夜あるけばいつか人ごみの中
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七月廿五日[#「七月廿五日」に二重傍線]
曇、少雨、まるで梅雨のやうな土用である。
緑平老から大泉[#「大泉」に傍点]到来、これはまたよい雑誌だ、井師と
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