トまで、ついでにちよいと一杯、つい破戒してしまつた!
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・青田いちめんの送電塔かな
・虫が蔓草のぼりつめて炎天
・ひでり空、咲いて鬼百合の情熱は
・しげりふかく忘れられたるなつめの実
・きのふのいかりをおさへつけては田の草をとる
・炎天まうへにけふのつとめの汗のしたたる
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七月十七日[#「七月十七日」に二重傍線]
曇、今日こそは降りさうな。
たより、いろ/\のおもひ。
蓮華がひらいた、まことに仏の花。
今日の一杯[#「今日の一杯」に傍点]は昨日の百杯よりも明日の千杯よりもうれしい。
午過ぎ、ひよこりと周二さん来庵、暫らく話した。
油虫! この虫には閉口する、すまないけれど見つけしだいに殺す、百足と同様に。
昨日のやうに今日も寝ころんで漫読。
どうしても睡れないから、読んだり作つたりするうちに、やつと夜が明けた、身のつかれ、心のつかれ、かうなつては薬物の力で睡るより外はあるまい。……
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・蝉の声はたえずしてきりぎりす
・むしあつく鴉の声は濁つてゐる
窓へもからんで糸瓜がぶらりと
・風の雀がとまらうとする竹がゆらい
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