つかせてくれる、昨日、学校の廊下で藤[#「藤」に「マヽ」の注記]椅子の上の昼寝もよかつたが、今日の、自分の寝床でのごろ寝もよかつた。
朝湯と昼寝と晩酌[#「朝湯と昼寝と晩酌」に傍点]とあれば人生百パアだ!
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・すゞしく自分の寝床で寝てゐる
・稲妻する夜どほし温泉《ユ》を掘つてゐる
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 八月七日

まだ雨模様である、我儘な人間はぼつ/\不平をこぼしはじめた。
此宿の老主人が一句を示す。――
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蠅たゝきに蠅がとまる
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山頭火、先輩ぶつて曰く。――
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蠅たゝき、蠅がきてとまる
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しかし、作者の人生観といつたやうなものが意識的に現はれてゐて、危険な句ですね、類句もあるやうですね、しかし、作者としては面白い句ですね、云々。
動く、秋意動く(ルンペンは季節のうつりかはりに敏感である、春を冬を最も早く最も強く知るのは彼等だ)。
山に野に、萩、桔梗、撫子、もう女郎花、苅萱、名もない草の花。
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・秋草や、ふるさとちかうきて住めば
・子に食べさせ
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