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歓迎葷酒入庵室
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或は又、――
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酒なき者は入るべからず
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労働と酒とのおかげで、ぐつすり寝た、夢も見なかつた、このぐらゐ熟睡安眠したことはめつた[#「めつた」に傍点]にない。
留守に誰か来て、待つて、そして帰つたやうだなと思つたら、それは先刻別れた樹明兄だつた、……樹明兄はしばらくして、またやつて来られたさうな、そしたら山頭火が酔つぱらつて寝言をいつてゐたさ[#「さ」に「マヽ」の注記]うさうな、……私は知らない!
九月十九日
天地清明、いよ/\本格的秋日和となつた、働らくにも遊ぶにも、山も野も海も空も、すべてによろしいシーズンだ、よくぞ日本に生れける[#「よくぞ日本に生れける」に傍点]、とはこの事だ。
子規忌、子規はゑらかつた(私としてはあの性格はあまり好きでないけれど)、革命的俳人としては空前だつた、ひとりしづかに彼について、そして俳句について考へた、床の花瓶には鶏頭が活けてあり、糸瓜は畑の隅にぶらさがつてゐる。
朝から其中庵へ、終日掃除、掃いても掃いても、拭いても拭いてもゴミが出る。
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