さはどうだつた)。
よく食べた、そして自分の自炊生活を礼讃した、その一句として、一粒一滴摂取不捨[#「一粒一滴摂取不捨」に傍点]。
めづらしい晴れ、とき/″\しぐれ、好きな天候。
摘んできて雑草を活ける、今朝は露草、その瑠璃色は何ともいへない明朗である。
母家の若夫婦は味噌を搗くのにいそがしい、川柳的情趣。
白船老から来信、それは私に三重のよろこびをもたらした、第一は書信そのもの、第二は後援会費、第三は掛軸のよろこびである。
蛇が蛙を呑んだ、悲痛な蛙の声、得意満面の蛇の姿、私はどうすることもできない、どうすることはないのだ!
廃人が廃屋に入る[#「廃人が廃屋に入る」に傍点]、――其中庵の手入は日にまし捗りつゝあると、樹明兄がいはれる、合掌。
昼御飯をたべてから、海の方へ一里ばかり歩いて、五時間ほど遊んだ、国森さんの弟さんに逢ふ(必然の偶然とでもいはうか)、蜆貝をとつてきて一杯やる。
夜、樹明兄来庵、ちよんびり飲んでから呂竹居へ、呂竹老は温厚そのものといへるほど、落ちついた好々人である、楽焼数点を頂戴する、それからまた二人で、何とかいふ食堂で飲む、性慾、遊蕩癖、自棄病が再発して困つた、や
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