手[#「手」に「マヽ」の注記]並のうつくしさ、動物の若さのほがらかさ。
産地熊本県と名札にかいてあるのにも郷愁に似たものをそゝられました。
昼寝でいやな、といふよりも、きたない夢[#「きたない夢」に傍点]をみた。
樹明さんが、鮒のあらいを芋の葉につゝんで草刈そのままの服装で持つてきて下さつた、たいへんうれしかつた。
清丸さんを見てから、しきりに彼の事が気にかゝる、彼が私の生活にこんなにもくひいつてゐようとは予期しなかつた、それは彼が彼の生活にくひいつてゐないやうに。
私はどんづめのどたんば[#「どんづめのどたんば」に傍点]では落ちついてゐるだらう、本来無一物でなくて、即今無だから!
私のつけた辛子漬《カラシヅケ》はうまい、それは必ずしも辛子代、私の手間代、彼の労力に対してではない。
よい釣場を見つけたが、雑魚一ぴきも釣れなかつた。
案山子二つ、一つは赤い、一つは白い着物をきてゐた、赤い、……白い。……
あれやこれやと考へまはしてゐるうちに、すこしセンチになつた、そのためでもなからうが、――クシとブトウ!
今日は暑かつた、むしあつかつた、ぢつとしてゐて、『一番つまらないのが百姓』である話
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