注記]酒が残つてをつてさへ、気にかゝつて寝られないのに、何と酒屋は横着な、六尺の酒桶《コガ》を並べといて平気でゐられたもんだ、――酒に『おあづけ』はない!
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・朝の水で洗ふ
・樹影雲影に馬影もいれて
 こゝでしばらくとゞまるほかない山茶花の実
・草を刈り草を刈りうちは夕餉のけむり
・夕焼、めをとふたりでどこへゆく
・いつさいがつさい芽生えてゐる
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樹明さんと夕飯をいつしよに食べるつもりで、待つても待つてもやつてきてくれない(草刈にいそがしかつたのだ)、待ちくたびれて一人の箸をとつた、今晩の私の食卓は、――例のかしわ、おろし大根、ひともじと茗荷、福神漬、らつきよう、――なか/\豊富である、書き添へるまでもなく、そこには儼として焼酎一本!
食事中にひよつこりと清丸さん来訪、さつそく御飯をあげる(炊いてはおそくなるから母家で借りる)、お行儀のよいのに感心した、さすがに禅寺の坊ちやんである。
今夜は此部屋で十日会――小郡同人の集まり――の最初の句会を開催する予定だつたのに、集まつたのは樹明さん、冬村さんだけで(永平さんはどうしたのだらう)、そして清
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