をぬけるより塚があつた(去来芒塚)
・もう転ぶまい道のたんぽゝ
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同宿は遍路坊さん、声よくて程がない、近所の不良老婦人が寄つてきて騒ぎ□□声色身振をする、何しろ八里は十分に歩いたのだら[#「ら」に「マヽ」の注記]、労れた/\睡い/\。

 二月七日[#「二月七日」に二重傍線] (追加)晴、肥ノ岬(脇岬)へ、発動船、徒歩。……

第二十六番の札所の観音寺へ拝登、堂塔は悪くないが、情景はよろしくない、自然はうつくしいが人間が醜いのだ、今日の記は別に書く、今日の句としては、
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・明けてくる山の灯の消えてゆく
・大海を汲みあげては洗ふ(船中)
 まへにうしろに海見える草で寝そべる
 岩にならんでおべんたうののこりをひろげる
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 二月九日[#「二月九日」に二重傍線] 風雨、とても動けないから休養、宿は同前。

お天気がドマグレたから人間もドマグレた、朝からひつかけて与太話に時間をつぶした。

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二月十日[#「二月十日」に二重傍線] まだ風雨がつゞいてゐるけれど出立する、途中|千々石《
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