句会、敦之、朝雄二句[#「句」に「マヽ」の注記]来会、ほんたうに親しみのある句会だつた、散会は十二時近くなり、それからまだ話したり書いたりして、ぐつすり眠つた、よい一日よい一夜だつた。
友へのたよりに、――長崎よいとこ、まことによいところであります、ことにおなじ道をゆくもののありがたさ、あたゝかい友に案内されて、長崎のよいところばかりを味はゝせていたゞいてをります、今日は唐寺を巡拝して、そしてまた天主堂に礼拝しました、あすは山へ海へ、等々、私には過ぎたモテナシであります、ブルプロを越えた生活とでもいひませうか。――
[#ここから2字下げ]
長崎の句として
・ならんであるくに石だゝみすべるほどの雨(途上)
(だん/″\すべるやうな危険を持つてきた!)
□
・冬曇の大釜の罅《ヒビ》(崇福寺)
□
・寺から寺へ蔦かづら(寺町)
□
・逢うてチヤンポン食べきれない(十返花君に)
□
・すつかり剥げて布袋は笑ひつゞけてゐる(福済寺)
□
・冬雨の石階をのぼるサンタマリヤ(大浦天主堂)
[#ここで字下げ終わり]
二月五日[#「二月五日」に二重傍
前へ
次へ
全150ページ中43ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
種田 山頭火 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング