りしてゐる、それを聞くのが嫌なので、運悪く仲裁でもしなければならないやうになつては困るので早々湯屋へゆき、ぶら/\散歩する。
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 秋暑い窓の女はきちがひか
 物思ふ雲のかたちのいつかかはつて
 草を草鞋をしみ/″\させるほどの雨
 うまい匂ひが漂ふ街も旅の夕ぐれ
 傾いた屋根の下で旅日記書いてゐる
・蚤が寝せない旅の星空
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こゝの名物、地酒を少し飲む、肥後の赤酒と同種類のものである、口あたりがよくて酔ふことも酔ふらしい、私には一杯でたくさんだつた、(地酒に対して清酒を上方酒といつてゐる)。

 九月廿七日[#「九月廿七日」に二重傍線] 晴、宿は同前、宮崎神宮へ。

今日は根気よく市街を行乞した、おかげで一日や二日、雨が降つても困らないだけの余裕が出来た。
帰宿したのが四時、すぐに湯屋へ、それから酒屋へ、そしてぶら/\と歩いて宮崎神宮へ参拝した、樹木が若くて社殿は大きくないけれど、簡素な日本趣味がありがたかつた。
この町の名物、大盛うどんを食べる、普通の蕎麦茶碗に一杯盛つてたつた五銭、お代りするのはよつぽど大きな胃の腑だ、味は悪くもなければ良
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