からす》を嘲《あざ》ける唄《うた》
石芋《いしいも》
おやこ
木《き》と木《き》
家鴨《あひる》の子《こ》
雜魚《ざこ》の祈《いの》り
森《もり》の老木《らうぼく》
鴉《からす》と田螺《たにし》
仲善《なかよ》し
動物園《どうぶつゑん》
頬白鳥《ほうじろ》
瓜畑《うりばたけ》のこと
蟹《かに》
蛙《かへる》
風《かぜ》
馬《うま》
蚊《か》
蚤《のみ》
蝉《せみ》は言《い》ふ
耳《みゝ》を切《き》つた兎《うさぎ》
運《はこ》ばれる豚《ぶた》
虻《あぶ》の一|生《しやう》
泥棒《どろぼう》
星《ほし》の國《くに》
鯛《たひ》の子《こ》
どうしてのんべえ[#「のんべえ」に傍点]は其《その》酒《さけ》を止《や》めたか
ささげの秘曲《ひきよく》
海の話
或《あ》る農村《のうそん》にびんぼうなお百姓《ひやくせう》がありました。びんぼうでしたが深切《しんせつ》で仲《なか》の善《よ》い、家族《かぞく》でした。そこの鴨居《かもゐ》にことしも燕《つばめ》が巣《す》をつくつてそして四五|羽《は》の雛《ひな》をそだててゐました。
その日《ひ》は朝《あさ》から雨《あめ》がふつてゐました。
巣《す
前へ
次へ
全68ページ中6ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
山村 暮鳥 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング