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〔評〕政府|郡縣《ぐんけん》の治《ち》を復《ふく》せんと欲す、木戸公と南洲と尤も之を主張す。或ひと南洲を見て之を説く、南洲曰く諾《だく》すと。其人又之を説く、南洲曰く、吉之助の一諾、死以て之を守ると、他語《たご》を交《まじ》へず。
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二四 心爲[#レ]靈。其條理動[#二]於情識[#一]、謂[#二]之欲[#一]。欲有[#二]公私[#一]、情識之通[#二]於條理[#一]爲[#レ]公。條理之滯[#二]於情識[#一]爲[#レ]私。自辨[#二]其通滯[#一]者、即便心之靈。
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〔譯〕心を靈《れい》と爲す。其の條理《でうり》の情識《じやうしき》に動《うご》く、之を欲《よく》と謂ふ。欲に公私《こうし》有り、情識の條理に通ずるを公と爲す。條理の情識に滯《とゞこほ》るを私と爲す。自ら其の通《つう》と滯《たい》とを辨《べん》ずるは、即ち心の靈《れい》なり。
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二五 人一生所[#レ]遭、有[#二]險阻[
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