レ]之、教之本也。不[#レ]言而化[#レ]之、教之神也。抑而揚[#レ]之、激而進[#レ]之、教之權而變也。教亦多[#レ]術矣。
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〔譯〕誘掖《いうえき》して之を導《みちび》くは、教の常なり。警戒《けいかい》して之を喩《さと》すは、教の時なり。躬《み》に行うて之を率《ひ》きゐるは、教の本なり。言はずして之を化するは、教の神《しん》なり。抑《おさ》へて之を揚《あ》げ、激《げき》して之を進《すゝ》ましむるは、教の權《けん》にして而て變《へん》なり。教も亦|術《じゆつ》多し。
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二三 閑想客感、由[#二]志之不[#一レ]立。一志既立、百邪退聽。譬[#二]之清泉湧出、旁水不[#一レ]得[#二]渾入[#一]。
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〔譯〕閑想《かんさう》客感《きやくかん》は、志の立たざるに由る。一志既に立てば、百邪退き聽《き》く。之を清泉《せいせん》湧出《ようしゆつ》せば、旁水《ばうすゐ》渾入《こんにふ》することを得ざるに譬《たと》ふべし。
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