南洲手抄言志録
南洲手抄言志録
佐藤一齋・秋月種樹(古香)
山田濟齋訳
−−
【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)游惰《いうだ》
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)一|掃《さう》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「楫のつくり+戈」、第3水準1−84−66]
[#…]:返り点
(例)勿[#下]認[#二]游惰[#一]以爲[#中]寛裕[#上]。
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)ふん/\
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
−−
[#ここから改行天付き、折り返して1字下げ]
一 勿[#下]認[#二]游惰[#一]以爲[#中]寛裕[#上]。勿[#下]認[#二]嚴刻[#一]以爲[#中]直諒[#上]。勿[#下]認[#二]私欲[#一]以爲[#中]志願[#上]。
[#ここから1字下げ、折り返して2字下げ]
〔譯〕游惰《いうだ》を認《みと》めて以て寛裕《かんゆう》と爲すこと勿《なか》れ。嚴刻《げんこく》を
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