認めて以て直諒《ちよくりやう》と爲すこと勿れ。私欲《しよく》を認めて以て志願《しぐわん》と爲すこと勿れ。
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二 毀譽得喪、眞是人生之雲霧、使[#二]人昏迷[#一]。一[#二]掃此雲霧[#一]、則天青日白。
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〔譯〕毀譽《きよ》得喪《とくさう》は、眞《しん》に是れ人生の雲霧《うんむ》、人をして昏迷《こんめい》せしむ。此の雲霧を一|掃《さう》せば、則ち天《てん》青《あを》く日《ひ》白《しろ》し。
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〔評〕徳川|慶喜《よしのぶ》公は勤王《きんわう》の臣たり。幕吏《ばくり》の要する所となりて朝敵《てうてき》となる。猶南洲勤王の臣として終りを克《よ》くせざるごとし。公は罪《つみ》を宥《ゆる》し位に敍《じよ》せらる、南洲は永く反賊《はんぞく》の名を蒙《かうむ》る、悲しいかな。(原漢文、下同)
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三 唐虞之治、只是情一字。極而言[#レ]之、萬物一體、不[#レ]外[#二]於情之
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