れひ》を忘る、心體《しんたい》是の如し。老《らう》の將に至らんとするを知らず、命《めい》を知り天を樂しむもの是《かく》の如し。聖人は人と同じからず、又人と異《こと》ならず。
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四三 講[#二]説聖賢[#一]、而不[#レ]能[#レ]躬[#レ]之、謂[#二]之口頭聖賢[#一]、吾聞[#レ]之一※[#「りっしんべん+易」、第3水準1−84−53]然。論[#二]辯道學[#一]、而不[#レ]能[#レ]體[#レ]之、謂[#二]之紙上道學[#一]、吾聞[#レ]之再※[#「りっしんべん+易」、第3水準1−84−53]然。
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〔譯〕聖賢を講説《かうせつ》して之を躬《み》にする能はず、之を口頭《こうとう》聖賢と謂ふ、吾れ之を聞いて一たび※[#「りっしんべん+易」、第3水準1−84−53]然《てきぜん》たり。道學を論辯《ろんべん》して之を體《たい》する能はず、之を紙上道學と謂ふ、吾れ之を聞いて再び※[#「りっしんべん+易」、第3水準1−84−53]然《てきぜん》たり。
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