てしまいました。気が変になりそうですの。……ほかに仕方が無いので、こうしてお願いするんです。おすがり出来るのは、もう、あなたしか有りません。
私 そう言われても、私にも、どうしてよいか、まるでわからない……。
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(そこへ、ワンピースの胸の所をビリビリに裂かれて、ミゾオチの辺まで見える取り乱した姿の房代が、おびえ切ってソワソワと、背後の闇を振り返りながら入って来る。そこにある椅子にドシンと突き当る)
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房代 あっ! (自分でおびえて叫ぶ)
私 どうしたんです?
房代 あたし、怖い!
織子 ど、どうなすったの? どうなすって、その服?
房代 ああ、織子さん! (と抱き附くようにすり寄って)どうにかしてちょうだい。怖いの! (ふるえている)
私 ……須永が、じゃ、あんたに、何か――?
房代 もっと殺さなきゃならないと言うんです。私の父も殺してやるとそう言って――
私 ……え? 若宮さんを? どうして?
房代 どうしてだか、わからない。毒虫だと言うんです。この世の中の毒虫は全部殺してしまえ、俺が殺してやる。……かと思うと、たしかに殺したのは自分だと
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