屋にねえ。……なんか悪い事でもするんじゃないでしょうか?
誠 そんな事ぁないでしょう……暗いなあ。
せい 先生と欣二さんが電燈、なおして下すっているそうですけど。……そいで、その人、なんですの?
誠 さあ。――捨てとけばいい。
せい そうでしょうか。……おなかがおすきんなったでしょう? 直ぐに御飯にしますから――
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(戸外の方を気にしながらも、食卓の方へ戻り、その上の食器などを見しらべて、炊事場へ行き鍋のふたを取って中を見たりする。誠は机の端に腰をおろして、薄闇をすかしてせい子の方をジッと見ている。せい子、鍋を持上げて、食卓にのせる。それから、七輪に火を起こそうとするが小さい薪が無いので、手斧を取ってコツンコツンと割る)
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誠 ――せい子さん……厨川の方は、どうしたんです?
せい え?……ええ。
誠 どうしました?
せい どうって――私の方では、別に、どうしようもないんですから。
誠 どうしようもないと言ったって――そりゃ、先方が籍を抜いてくれなければ、形の上では差し当りどうしようもないにはないけれど、しかし問題は、あなた自身の心持次第でホ
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