して行く以外にホントの解決はあり得ない。見ろ、お前は良い気になって、タカリをやったり、闇の物を扱ったり、喧嘩をしたりして、そうやって歩いているが、それで、なにが解決できた? 知っているよ俺ぁ。お前の性質は知ってる。お前は、そうして歩いていても、何一つホントの満足らしい満足は得ていない。たかだか、低級きわまる、ゴロツキとしての虚栄心がチットばかり満たされるだけだ。ホントの気持は年中飢えている。だもんだから、又ぞろ、次々と更に刺戟の強い食い物をあさる。いくらあさっても、今度は前よりも一層飢える。それの繰返しだ。――だんだん、病的になる、その中ホントの病気になる――そう言う地獄だ、お前の行きつく所は。
欣二 ……然り、飢えてるね。地獄とはうまく言った。いいさ俺ぁそんな眉つばものの全体なんかの中より、そっちの方へ、やらして貰うとする。なにはともあれ、地獄は、たしかだからね。ヘヘ! んだけど、地獄へ行くのは、この俺だぜ、兄さんじゃないぜ。よけいな世話ぁ焼かないで、ほっといてくれたらどうだえ? おせっかいが少し過ぎやしないかね? 俺ぁ――
誠 (それをたち切って)おせっかいじゃない! 仲間が俺ぁ可
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