な意味で僕が共産主義者になったのは、つかまってからなんです。ならざるを得なかったんだ。――つまり、いじめ抜かれたり、自分でも苦しんで、いろいろに考え悩んだ末に、僕がたどりついた場所が――気が附いて見たら、共産主義だった――共産主義に一番近いものだったという事です。――その時から今まで、いや現在でも――ですから僕の考えや、している事が、どの程度まで共産主義者として完成されたものであるか、僕ぁ知らん。多分、百パーセントの共産主義者から見れば、素朴すぎる、矛盾だらけの、なっていないものだろうと思います。それは知ってる。知っていても、しかし僕は自分が共産主義者である事を自信を以て言えます。世の中の全部の人間を大きく真二つに分けます。奴等は、向う側に属し、僕ぁ此方側に属すんだ。骨がくだけても僕ぁ向う側へは行かない! それだけです。……もっと早く僕が――僕等が眼をさまして社会的な勢力として立上っていれば戦争なんか起させないで置けた。だのに、ボンヤリと寝呆け返って民族主義などをいじくり廻していた。それです、僕の言うのは。……そのために戦争になり――そして、こんな事になってしまって――そのために、僕等
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