してくれる。見ると、いきなり

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キジマツトムハ、キミヲシリマセン、
エイエンニ、キミヲキミダト、シラナイ
ソシテ、カレハ、ジンセイヲシリ
カミトナツテ、ショウテンスル、
キミニ、シュクフクアレ、
ココロカラ、アリガトウ
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「そのGと言うのが、Mさんと言う人じやない?」古賀さんがポツンと言います。
 言われるまでも無く、それはMさんの字でした。Gと言うはMさんの名を音で讀んだ頭文字です。カタカナの文句の書き方にも特色があります。Mさんには時々、親しい人々に、こんなふうな文句を書いて、速達でくれたり、又は電報でくれたりする癖が有りました。僕のうちで何かが音を立ててパラリとめくれて、そして、氣が遠くなるような氣がしたのです。あの晩の一切のことが――その時のこまかい部分部分が全部、あの女の肌の手ざわりまでが僕の上によみがえつて來たのです。すると、僕は不意に、その部屋の空氣の中に、あの時のあの女の肌の匂いをハッキリとかぎつけたような氣がしました。
「タミさんは、その紙を、とても大事にしているのよ。何も言わないので、細か
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