るのだろうかとも思いました。とにかく圖星を指されて僕が眼のやり場に困つていると、立川さんは益々よろこんでしまつて、僕に茶わんをつきつけてブランデイをついでくれるんです。
「いいなあ! 乾杯! 飮みなさいよ。Mさんと言う人は、そういう人なのよ! それがジョウダン半分じや無かつたんだから! 眞劍にそんな事が出來たんだから! いいじやないのう! あんたも良いボーイだ! ビアン! 好きんなつちやつた! 良いギャルソンだあ! よしよし、そんな事なら、あたいも加勢をしてその人を搜してあげる! 何が何でも搜しなさい! ブラボオ! んだけどチョット燒けるね! チッ! あたしがその人だつたら、よかつたなあ。ウーン! どう、あんた? あたしじや、まずい? あたしだつたとしたらさ? だつて、どうせ顏はおぼえていないんでしよう? 同じ事じやないの! どう、私じや、まずいの? こんでも、ツラはこんなだけど、まだまだ捨てたもんじやなくつてよ! 見せてやろか? ホラ……」
スッカリ醉いが出て來たセイもあるでしようが、フラッと立ちあがると着ている樂屋着とでも言いますか、タオル地のガウンみたいなものの前をスパッと開い
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