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私の話はこれでおしまいでございます
ありがとう存じました(辞儀)
ありがとう存じました(他の方へ辞儀)
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(そして、激しくなったダンス音楽に乗って、全裸をユラリと動かす。手に持った短剣が邪魔になるので、そこらに捨てようとするが、思い返して、その抜身のミネを、口べにの濃い唇にツイとくわえて、盛りあがって来た音楽に、腰の方からウネるように全身を持って行く。
その、白い蛇のようなからだが、急速にキリキリと炎のように、よじれて、まわりはじめる――音楽)
[#ここで字下げ終わり]
[#地から1字上げ]――幕――
[#地から1字上げ](一九五〇年五月)
底本:「三好十郎の仕事 別巻」學藝書林
1968(昭和43)年11月28日第1刷発行
初出:「群像」
1950(昭和25)年7月号
入力:伊藤時也
校正:伊藤時也・及川 雅
2008年12月12日作成
青空文庫作成ファイル:
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