瘁@死ぬ……そんな春さん、そんなことしちゃいけねえ、あんたが死んだりすると、それこそ敏子さまや敦子さまや、それから――
春子 敏子? ああ、敏子はね、敦子さんの甥の杉夫という子と結婚することになっているの。好き合ってね、だから敏子のことは安心なの、心配いらない。私はもう死んだ方がいいの、生きているとみんなに心配ばかりかけて――だから死ぬ、離してよ。
金吾 いやあ春さん、あんたが死ねば俺も――
春子 金吾さんも死ぬ? 一緒に死んでくれる
金吾 ……(春子の顔をジッと見つめている)死んでもようがす。
春子 うれしいわ!
金吾 だけんど、すると敦子さまや、敏子さまや、その杉夫つう人や、そいから俺んとこの金太郎だとか、お豊さん、壮六、喜助……みんな泣きやす。死んじゃならねえ。
春子 泣くの、みんな?
金吾 泣きやす。
春子 でも、ああして戦争がくるのよ……
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(カタカタ、カタカタとトラクターが行く)
[#ここで字下げ終わり]
金吾 戦争が来たって何が来たって、死んじゃならねえ、みんなが泣くだから。
春子 だって、ほら!……
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そうやって、崖の上
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