「か?
金吾 へえ、そりゃ、私あ、かまわねえんでがすが!
敏子 駄目、小父さんっ! そんな事しては駄目よっ! そうよ、私は憶えているの! 小さい時から母さんや私が、お父さんからどんなひどい目に会ったか! 忘れるものですか! それが今さら、又々そんなうまい事を言って小父さんをしぼり取ろうとしたって、私が許さない! お金を貸してはいけないのよ、小父さん! そうよ、私のホントのお父さんは、この金吾小父さんよ! 小父さんが私のお父さんよ!
敏行┐へっへへ。
金吾┘まあま、敏子さま!
敏子 お母さんが、この人のためにどんなに苦しんだか! お父さんなんか大嫌い! 私のホントのお父さんは金吾小父さんよっ!(怒り泣きに泣く)

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すこし離れた街角を号外売りの鈴の音が、けたたましく通りすぎる。

(音楽)
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[#3字下げ]第13[#「13」は縦中横]回[#「第13回」は中見出し]

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 敦子
 鶴
 春子
 金吾
 村山(工員)
 源次(事務長)
 古賀(工員)
 助三(工員)
 須川(工員)
 嘉六(工員)
 小母さん
 その娘(
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