ゥな。
春子 ううん、こうしてあなたとこんなことを話していると、とてもいい気持。明日から起き出して、私もこのまわりの畑仕事でもしようと思うの。
金吾 やあ、それは、春子さまにゃ駄目でやしょう。
春子 どうして? だって私は寝ながらそう考えていたのよ。もう東京へなんぞ帰らないで、ここで私金吾さんにお百姓の仕事ならって、暮そうって――駄目?
金吾 いやあ、駄目と言うわけじゃねえけんど――いえここでお暮しになるなあいいが、百姓仕事は俺がやってあげるから。
春子 ……そう、私はなんにもやれない人間だわ。東京に居れば居るで、みんなのじゃまになるし、ここにやって来ると金吾さんの厄介もので、あなたに守って貰わなければ何一つ出来ない。(涙声)そこで、山奥へ行って仙女になりたいなぞと考えているのだから。
金吾 困りやす、そんなまた、泣いたりなすっちゃあ、そういうつもりで俺あ言ったんじゃねえんで。俺がちゃアんと何でもしやすから、春子さまは安心していりゃええ。それで俺あ、――わしあそれで、喜んでそうしたいんじゃから、それがわしのつとめじゃから。
春子 ありがとう、金吾さん。
金吾 はは。(相手の気を変えさせ
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