らいになってしまうのは、どういうわけ? さっきも、奥さんが私にだまって取り出して、たこうとなさってるのよ。
三芳 そりゃ君、時によって内でも切らすことがあるんで、そりゃ君、こうしていっしょに生活していりゃ、それくらいお互いに助けたり助けられたりするのは当然で、それくらい、君――つまり連帯性というのはそこんとこさ。
ツヤ 助けたり助けられたりとおっしゃいますけど、私は助けられたことは一度もありません。自分で食べる物は、配給でたりないぶんは買い出しに行くし、無い時は水だけ飲んでがまんしてます。
三芳 どうも、なんだ、病こうもうに入ってるなあ、エゴイズムが! とにかくなんだよ、たとえばだなあ、津村君という人は、今この、進歩的な陣営の中で実に大事な男なんだ、それぐらい君にもわからんことはないだろう。つまり日本の――つまり人民にとって、つまり人民を幸福に導いていく仕事の上で、かけがえのない人だよ。その人に時折食事をあげるためにだなあ、僕らが多少の不自由をがまんするくらいはだなあ――
ツヤ 時折じゃありませんよ、今月になってからだって十三度です。あの人だって、自分の内で配給受けてんですから、内で食
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