ラりに一つの席を占められるだろう。だから、ヴィンセントよ、忍耐しろ、忍耐しろ! ……近頃ゴーガンは、アルルの町や俺たちの黄色い家や、特に俺に対して、機嫌をそこねているように思う。何かと言うとアルルの一切のものを呪い、一日も早く、金の出来次第、南洋群島の方へ行くんだと言う。しかし俺は今ゴーガンに行ってしまわれるのが恐ろしい。だから行かないように頼んでいる。そのことで時々口喧嘩のようになる。それらのホントの原因は、外部によりも俺とゴーガンの内部に在る。自分のうちに強烈な創造力を持った人間が二人寄ると、長くは一緒に暮して行けないのだろうか? ゴーガンと俺とは昨夜、ドラクロアとレムブラントについて議論した。俺たちの議論は物凄く電気的だ。議論の後では、俺たちの頭は、電池が放電してしまった後のように困憊しつくす。そしたらゴーガンが自分の絵と俺の絵のことを言い出した。やっぱり君は旅団長だ、人の影響を受け過ぎる、現に俺の色の塗り方を真似て、ツーシュの幅が広くなってるじゃないか、そう言うのだ。俺はグッと来た。しかしジッと我慢した。頭の中が鳴り出したが我慢した。……するとゴーガンが出しぬけに、せせら笑いを
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