ヌこに居るのか俺にはわからない。しかしお前がこれほど俺を愛してくれ、俺がこれほどお前を愛し、してまた、俺はゴーガンやベルナールやタンギイや労働者や百姓や、しいたげられた女たちを愛している。そして俺には絵がある。絵を描くための労働がある。それならばもし神が居ないとしても、何かが居るのだ。
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   「黄色い家」
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ヴィンセントの声 テオよ、やっとやっとゴーガンが到着した。彼は元気だ。そして、お前の斡旋で自分の絵の売れたことを喜んでいるし、こちらでは俺が家や部屋など一切のことを、スッカリととのえて置いたので、すぐに気持良く仕事が出来るので、ひどく悦んでいる。俺も勿論非常に愉快だ。生活は今までよりも軽くなる。彼はすぐれた画家だし、面白い人間だ。彼と一緒ならば、俺も彼もともにたくさん仕事が出来るだろう。すべては、実にうまく行きつつある。テオよ、これがゴーガンと俺の住んでいる黄色い家だ。ラマルチーヌ広場にある右がわの二階家で、ルーランの世話で家賃はたった月に十五フラン。俺は家をペンキで黄色く塗った。部屋が四つ有るから俺とゴーガン
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