ソょうどこの絵を描きあげて、黄色い家に持ち帰ったら、モーヴが死んだことを知らせる妹からの手紙が来ていた。モーヴは最後には俺を突き放した。しかし親切な良い人間だった。何か――それは何だか俺にはわからないが――俺を捕えたものがあって、俺のノドの奥に塊のようなものが、こみあげて来た。俺はこの絵に描き入れた。「モーヴの想い出のために。ヴィンセントとテオ」。もし君が賛成ならば、これを俺たち二人からモーヴ夫人に贈ろう。俺にはモーヴの想い出についてのすべてのことは、直ちに和やかな明るいものにならなければならぬ。そして一枚の習作でも墓場の暗い感じを持たせてはならぬと思う。
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死者を死せりと思うなかれ、
人々の生ある限り、その中に
死者は生きむ、死者は生きむ。
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   「英国橋」
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ヴィンセントの声 (神経的に快活な)テオよ、今日俺は、青空にクッキリと輪郭を浮べている「はね橋」と、その上を渡りかけている小さな荷馬車との油絵を描き上げて帰った。河水も同じ青、河岸はオレンジ色で、緑の草が繁り、野良着を着て色とりどりの
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