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ヴィンセントの声 (落ちついて快活な)愛するテオよ、俺はやっとアルルに来た。暖かい、明るいアルルに俺は居る。太陽の光と、物の色と、土の匂いの中に立っている。そうだ、あのヴォルテールがコーヒーを飲んでいる間に喉が乾いてしまったと言ったという、実に輝かしい太陽の光だ。君は到る所で思わず知らずゾラとヴォルテールを感じるだろう。南は実にはつらつと生きている! この土地では農場や村の居酒屋も北フランスほどに物うげでなく、悲劇的でもない。暖かさが貧乏の辛い味と憂うつさを和らげ割引いてくれる。おお、これらの百姓家と、その麗わしく深紅の大輪のプロヴァンスの薔薇よ。また葡萄と無花果よ。すべては詩だ! そして永遠に明るい日光もまた――しかもその日光の明るさにもかかわらず、樹々の茂みは常に深々とした緑!
テオよ、俺は堅いパンと牛乳と鶏卵で暮している。暖かさが俺の体力を取りもどしてくれた。俺は他の人たちと同じように丈夫になった。土方やペール・タンギイや、老ミレエや百姓のようになったよ! あの貧乏で、身体を悪くしていると言うゴーガンが、
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