に明日あたり、ほかの会員のかたも見えて下さることになっていますから。(それまで、窓の外から、のぞいていた顔が、見えなくなっている)
小笠原 はあ、いえ、まだいいんですの。(と再びデコレーションにかかる)此処だけ、やってしまっておきます。……先生、あの、お妹さまは、ちかごろいらっしゃらないんですの?
人見 はい、ちょっと――
木山 いもうとさん、先生に有りますか?
人見 そう、木山君は御存じなかった。ええ――治子といって、今、ちょっとほかへ行っております。……(妹の事を語りたくない様子で、再びセッセとクリスマス・ツリイの飾りつけをはじめる。木山も)
小笠原 ……(手を動かしながら、奥の方へ呼びかける)原田さま、まだ? お手伝いしましょうか?(奥からは、返事がない)あのカン切りでは、ダメかも知れませんわよ先生? なんしろ向うのカンヅメは、シッカリできているんですから。
木山 では、私が開けてあげましょう[#「あげましょう」は底本では「あげましよう」]。(気軽に奥の方へ行きかける。そこへ、若い洋装の原田竜子が、切り開いた大型の四角のデセールのカンと、大きな西洋皿をかかえて、急いで出て来る。背
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