ヤだよ。
友吉 どうして、みんなで気をそろえてやれんのだろう? 同じように働らいている者どうしだもの、仲良くやれんわけはないと思うがなあ?
北村 やっぱり、オレがというやつだね。主義や主張のちがいも、もちろん有るだろうが、しかし、おおねは、やっぱり我《が》だ。正しいのは年中自分であって、シトのいう事する事はまちがっていると両方で――いや、みんなが一人一人そう思ってる。それさ。……つまり、けっきょくは、こないだの座談会の時の、君に対するみんなのシウチさ、あれと同じなんだよ。――
友吉 なに、あれは、もともと僕が悪いんだよ。久しく世間の事をまるで知らないですごして来たのが、いきなりあんなとこに引っぱりこまれて、どうも、へまな事ばっかりなにしたもんだから――
北村 そんな事あない。……僕あ、聞いてて、別になんにもいう気にゃならなかったけど――君をああして、みんながバカにするのを聞いてて、腹が立つというよりも、恥かしくなって――実に、顔から火が出そうに恥かしくなったよ。
友吉 恥かしい?なぜ?(びっくりしている)そんな君、どういう――?
北村 だって、そうじゃないか。ああして、急にみんな、まる
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