竅B驢《うさぎうま》に騎《の》りたる農夫二人石垣の下を過ぐ。垣の上に髑髏《どくろ》ありて、一|※[#「鼬」の「由」に代えて「奚」、第4水準2−94−69]鼠《けいそ》、一|蚯蚓《みゝず》、一|木※[#「亡/((虫+虫))、第3水準1−91−58]《きあぶ》これに集り、石面には「エツト、エゴオ、イン、アルカヂア」と云ふ[#「アルカヂア」と云ふ」は底本では「アルカヂアと」云ふ」]四つの拉甸《ラテン》語を書したり。われ。その畫はラフアエロ[#「ラフアエロ」に傍線]の「ヰオリノ」彈《ひ》きの隣に懸けられたるを、われも記憶す。姫。さなり。そのラフアエロ[#「ラフアエロ」に傍線]が落※[#「疑のへん+欠」、第3水準1−86−31]《らくくわん》の見苦しき彼圖の上邊にあるこそ憾《うらみ》なれ。
既にしてわれ等はフランチエスコ・アルバニイ[#「フランチエスコ・アルバニイ」に傍線]が四季の圖の前に來ぬ。われは昔穉かりし日にこゝに遊び、この圖の中なる羽ある童を見て感ぜし時の事を語りぬ。姫は君が穉くて樂しき日を送り給ひしこそ羨ましけれといひて、憂をかくすやうなるさまなり。昔の身の上にや思ひ比べけんと、あは
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