ると云ふ意味である。高瀬舟の罪人は、丁度それと同じ場合にゐたやうに思はれる。私にはそれがひどく面白い。
 かう思つて私は「高瀬舟」と云ふ話を書いた。中央公論で公にしたのがそれである。
[#地から2字上げ](大正五年一月「心の花」第二十卷第一號)



底本:「日本現代文學全集 7 森鴎外集」講談社
   1962(昭和37)年1月19日初版第1刷
   1980(昭和55)年5月26日増補改訂版第1刷
入力:青空文庫
1997年10月16日公開
2004年3月23日修正
青空文庫作成ファイル:
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