。「採薬遇天晴。青籃掛杖行。途平蓬野濶。苔滑石橋横。林薄荷※[#「金+纔のつくり」、第3水準1−93−44]入。池塘洗艸清。吾家間事業。不是学長生。」第一には天精《てんせい》がある。天精は地骨皮《ちこつひ》の別名である。晴は精と通ずる。第二には藍がある。籃藍は相通《さうつう》である。第三には萍《へい》がある。平は萍と通ずる。第四には滑石《くわつせき》がある。第五に薄荷《はくか》がある。第六に※[#「くさかんむり/倩」、7巻−362−上−9]草《せんさう》がある。洗※[#「くさかんむり/倩」、7巻−362−上−10]は相通である。第七に五加《ごか》がある。五加と吾家とは音通である。第八に長生がある。長生は※[#「羌+ム」、第3水準1−90−28]活《きやうくわつ》の別名である。
 五月と六月との詩会の間に、「竹酔日草堂小集」の作がある。題は「梅雨新晴」で、蘭軒は七律一を作つた。
 六月の詩会は仙歌亭に於て十三日に催された。仙歌亭は恐くは上野仙駕亭であらう。宿題は無い。席上題は「池亭観蓮」で、蘭軒に七絶一がある。其次に山室士彦を送る詩があつて、「与諸君同池亭看蓮、時山室兄将還郷、乃奉呈」と
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