云く。「愛酒等間任歳移。読書不復解時宜。検来四百四般病。最是難医我性痴。」一|肚皮《とひ》は時宜に合はない。病は治すべくして、痴は治することが出来ない。これも亦レジニアシヨンの語である。
 最後にこんな詩がある。「近日児信重儲古銭数枚、朝夕翫撫、頗有似酒人独酔之楽、因賦一詩。漢唐貨幣貴於珠。千歳彰然証両銖。光潤方分潜水土。※[#「金+肅」、第3水準1−93−39]斑更愛帯青朱。堪想求古※[#「勹<亡」、7巻−300−上−4]児癖。無受如兄俗客汚、自笑吾家痴子輩。亦生一種守銭奴。註云、乞児猶乞古銭、事見蒙斎筆談、謝在杭五雑組、演為一話、世多以為始自謝氏者陋矣。」
 蘭軒の三子柏軒が古銭を集めることを始めた。狩谷※[#「木+夜」、第3水準1−85−76]斎の古泉癖《こせんへき》は世の知る所である。「歴代古泉貨幾百品。自幼之時愛玩之。或遇清間興適。攤列※[#「片+総のつくり」、7巻−300−上−10]間品評之。」其子|懐之《くわいし》、其忘年の友渋江抽斎も亦古泉を翫《もてあそ》んだ。現に同嗜《どうし》の人津田繁二さんは「新校正孔方図鑑」と云ふ書を蔵してゐる。懐之の「文化十二年嘉平月二日」の識
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