1−85−76]斎の西遊にして、此年辛巳以前に係るものは、これを三村氏の抄録中に索《もと》むるに、下《しも》の如くである。
「好古日録永仁古文孝経の条に※[#「木+夜」、第3水準1−85−76]斎云。寛政二年京師書肆|竹苞楼《ちくはうろう》にて観《みる》。」
「同春秋左氏伝の条に※[#「木+夜」、第3水準1−85−76]斎云。寛政二年山田以文の家にて観る。押小路外史の家蔵也。」
「好古小録|鴨毛屏風《あふまうへいふう》の条に※[#「木+夜」、第3水準1−85−76]斎云。寛政九年三月観。」
「同薬師寺魚養大般若経、大安寺縁起、志義山毘沙門縁起、来迎寺所蔵十界図の条に※[#「木+夜」、第3水準1−85−76]斎云。文政二年四月観。」
「同覚融勝画の条に※[#「木+夜」、第3水準1−85−76]斎云。文政二年四月京師の商家にて観。」
「同仏鬼軍の条に※[#「木+夜」、第3水準1−85−76]斎云。京寺町十念寺蔵文政二年五月観。(下略。)」
 以上寛政二年、九年、文政二年の三度、※[#「木+夜」、第3水準1−85−76]斎は京都に往つたらしく見える。即ち十六歳、二十三歳、四十五歳の時である。
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