昔の盲人と外国の盲人
宮城道雄
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【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)市名《いちな》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「てへん+僉」、第3水準1−84−94]
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昔は盲人に特別の位を与えたものである。よく何市、何市とあるが、あれも市名《いちな》といって、盲人の位の一つで、一番下である。しかし何といっても一番よいのは※[#「てへん+僉」、第3水準1−84−94]※[#「てへん+皎のつくり」、第4水準2−13−7]であって、昔は※[#「てへん+僉」、第3水準1−84−94]※[#「てへん+皎のつくり」、第4水準2−13−7]になるには千両の金を納めなければならなかった。その代り十万石の大名に相当する資格が与えられていた。その次は勾当で、これは※[#「てへん+僉」、第3水準1−84−94]※[#「てへん+皎のつくり」、第4水準2−13−7]の半分位の資格であった。
昔春先きに小大名が京都に上ると、※[#「てへん+僉」、第3水準1−84−94]※
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