ディ『英国商船史』付録第十七を参照。
(3) 当時東洋貿易に従事していた英人ミチー・アレキサンダーの著書は米船の三角路が英船の往復路に比して約倍の積荷高を稼いだと記しているが(The Englishman in China, p. 230)、当時のカリフォルニア州貿易を顧みるとき、差額はもっと大きかったろうと思われる。
(4) P. Smith, Western Barbarians, p. 135 スミス氏はまた、前記太平洋郵船の横断就航を六五年にはじまると記している。商船史の権威 W. S. Lindsay の書は船名をあげずたんに六七年と記し――History of Merchant Shipping, p. 154――, Rogers の近書 Pacific は本文記載の船名日月をあげている。是非を決定する基本資料を私は知らない。なお、本文中工芸学に関する部分は、カーカルディの『英国船舶史』によった旨記しておく。
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底本:「黒船前後・志士と経済他十六篇」岩波文庫、岩波書店
   1981(昭和56)年7月16日第1刷発行
底本の親本:「服部之総全集」福村出版
   1973(昭和48)〜1975(昭和50)年
初出:「中央公論」
   1931(昭和6)年11月号
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
※(1)〜(4)は注釈番号です。底本では、直前の文字の右横に、ルビのように付いています。
入力:ゆうき
校正:小林繁雄
2010年5月24日作成
青空文庫作成ファイル:
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