O提として、猶太人《ジュウ》特有のものに、自己防衛的な虚言癖のあるのを指摘した。最初に、ミッシネー・トラー経典([#ここから割り注]十四巻の猶太教基本教典[#ここで割り注終わり])中にある、イスラエル王サウルの娘ミカル(註)の故事――から始めて、しだいに現代に下り、猶太人街《ゲット》内に組織されている長老《カガール》組織([#ここから割り注]同種族犯罪者庇護のために、証拠堙滅相互扶助的虚言をもってする長老組織[#ここで割り注終わり])にまで及んだ。そして、終りに法水は、それを民族的性癖であると断定したのであった。ところが、続いてその虚言癖に、風精《ジルフス》との密接な交渉が曝露されたのである。
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(註)イスラエル王サウルの娘ミカルは、父が夫ダビデを殺そうとしているのを知り、計を用いて遁《のが》れせしめ、その事露顕するや、ミカルは偽り答えて云う。「ダビデが、もし吾を遁さざれば汝を殺さんと云いしによって、吾、恐れて彼を遁したるなり」――と。サウル娘の罪を許せり。
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「そういう訳で、猶太人《ジュウ》は、それに一種宗教的な許容を認めている。つま
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